ヘッドパーツとハブのグリスアップとVブレーキ舟交換 | まちぽた

ヘッドパーツとハブのグリスアップとVブレーキ舟交換

自転車いじり

雪が落ち着いた春先にクロスバイクのチェーンとスプロケットを交換する予定なので、自転車の大掛かりなメンテナンスはその時にしようかとも思いましたが、前日の元旦に始発電車に乗って日帰り旅行する際に駅まで片道10kmほど途中から雨に打たれながら走ってたのでヘッドとハブのグリスアップをすることに。

ついでにリムのサイドも耐水ペーパーで研磨とVブレーキの舟も交換しました。

作業日:2023/1/2

素人作業や素人見解です。管理人が後で見直すためにメモとして書いてるので、How-Toやノウハウ的な内容ではありません。
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リムの研磨

雨天走行でブレーキカスで汚れたリム

駅まで向かってる途中、雨が降ったり止んだりの天気でブレーキシューのカスでリムが汚れた。

帰宅してから、パーツクリーナー染み込ませたウエスで拭き取るものの、見た目は良くなりましたがウエスには真っ黒い汚れが付いたままで綺麗にならなかった。

前輪のブレーキ鳴りも気になってはいたので、水に濡らした耐水ペーパーでリムサイドを研磨しまします。

耐水ペーパーで研磨前

自転車を逆さにして、後輪はペダルを回すだけでいいので楽。前輪は、逆さにした自転車でタイヤを回した。

耐水ペーパーで研磨後

ある程度研磨したらウエスで拭き取って終了。

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ヘッドパーツのグリスアップ

  • 2022/1/9 4144km+22km

工具

  • 36mm ヘッドスパナ
  • 36mm モンキーレンチ

※今年(2023年から)サイコンのodo距離で走行距離を管理することにしました。前回メンテからの走行距離と今年の走行距離です。

GIANT CROSS3000(2007年モデル)のヘッドパーツは、ベアリングが打ち込まれてて外せないので残ってたグリス拭き取って塗るだけです。

ハンドルステムを外して邪魔になるのでフレームにマジックテープで固定。

スレッドフォークのナットを外しますが、3年前にバラしたときにフォークのネジ山を潰していたこともあり(メルカリでダイス入手して修復しましたが)、いつも外すの緊張する。

今年も問題なく外せた。

フォークを外して残ってるグリスをウエスで拭き取ってる時に下ワンのベアリングが違和感。手で回すとザラザラする。

上ワンのベアリングを回すとヌル~と言う感じでザラザラ感が全くない。

それに、上ワンはガタが無いですが下ワンは上下にガタがある(ただ、もしかしらフォーク組み付ける時の遊びがあるのかもしれない)。

シールドベアリングのようなので分解は出来ない。ザラザラした状態だとよくないので、ベアリングの上からKUREのスプレーグリスを吹きかける。

ただ、スプレーグリスは10年以上家にあった物だと思うので、ベアリングに吹きかける前に出してみたんですが乾いたグリスが出て来る。何度か缶を振って液状に近いグリスが出て来たのでベアリングに吹きかけましたが、あまり効果なし。

気休めかもしれないけどラスペネを下ワンベアリングの表と裏から吹き付けた。ザラザラ感残ってるものの浸透したのか少しマシになった。

あまり効果ないかもしれないけど、これも気休めでベアリングの表と裏にグリスを塗った。ベアリングの中にグリスが入っていくことよりも、雨水対策の方が大きいかもしれない。

スレッドステムのウスも吹き取ってから錆止めに薄くグリスアップ。

フレームにフォークセットして玉押しとロックナットも仮固定。ハンドルも戻して仮固定。

玉当たり調整して、ハブ軸のナット締め付けの要領で、ヘッドの玉押しをヘッドスパナで押さえつつモンキーレンチでロックナットを締め付ける。

玉当たりをきつめにしてハンドルを切るとベアリグからザラザラ感が伝わってくるので、そこから伝わってこないぐらいに緩めた。

玉押しとロックナットを本締めしてフレームヘッド下部とフォークの境に手を当てながら自転車を前後に揺さぶって前輪ブレーキを掛けてヘッドにガタが無いのも確認して作業終了。

ハブのグリスアップ

  • 前輪:2022/4/21 3031km+22km
  • 後輪:2022/8/13 1786km+22km

工具

  • スプロケ外し:ボスフリー抜き24mmソケット+スピンナ―ハンドル
  • 前輪ハブ: 14mmハブスパナ+17mmソケットレンチ
  • 後輪ハブ:15mmハブスパナ+17mmソケットレンチ

※今年(2023年から)サイコンのodo距離で走行距離を管理することにしました。前回メンテからの走行距離と今年の走行距離です。

後輪ハブは前回のグリスアップからまだ半年も経ってないのですが前輪ハブと距離を合わせるために前後共にグリスアップします。

前輪ハブ

ハブを分解する前に手でハブ軸の回転を見る。回転が軽いですがグリスが残ってる感じ。

ロックナットと玉受けを外して玉を取り出す。クリーム色でまだグリスが残っている感じがしてますが、グリスをAZのウレアグリスからパークツールのポリリューブ1000に戻します。

ハブの玉受けより内部にもグリスが残っているので綿棒で取り除いた。

ウレアグリスの方が耐水性があるらしいのでポリリューブ1000から変えて使いましたが、走ってて体感できる違いがないのと以前ウレアグリス使用中にチューブ入り容器のお尻に穴が開いてグリスが漏れだしたのであまり使いたくなかった。

AZのウレアグリスはノズルが細くハブのグリスアップはやり易く、またグリスも柔らかい感じがしていいのですが、ポリリューブ1000もまだ残ってるし気分を変えて。

玉と玉受け、玉押しを洗浄して、玉受けにグリスを入れて玉にもグリスを塗りこませてハブにセット。

ハブにセットした玉の上にもグリスを入れて玉押しにも薄くグリスを塗って組み付け。

玉当たり調整は、今までガタが出ない緩めにしていましたが今回はガタが出ない状態からややきつめに変えました。

後輪ハブでフォーミュラーのハブに玉押しだけシマノのに交換して運用していましたが、また虫食いが出ていました。なので、玉当たり調整が緩い気がして、玉当たり調整は後輪前輪共にややきつめにしました。

と言っても前輪の玉当たり調整をして軸を手で回してもヌメ~って感じの抵抗はある物のゴリゴリ感は無い。

パークツールのポリリューブ1000はAZのウレアグリスより固めのグリスなので、グリスが変わったのも大きいかもしれない。

前輪を自転車に組み付けて手で車輪を回すと回転が少し重い感じるものの、回転が弱まるとホイールの重心バランスの関係で反対方向に回転もしてます。

グリスの抵抗かなと思い、運用して馴染んでくるとまた変化するかもしれないので様子見。

後輪ハブ

前輪と同じように後輪のハブもグリスアップします。

こちらもグリスが残っている感じ。

後輪の玉当たり調整も前輪と同様にややきつめにして組み付け。

ルーラーのカートリッジ式VブレーキシューVB-600の舟に交換

今まではDEOREのBR-T610付属の舟にBBBやルーラーのカートリッジシューを使っていましたが、シマノの抜け止めピンはBBBやルーラーの抜け止めピンよりサイズが小さいためシマノの舟に他の抜け止めピンが入らず、ずっとシマノの抜け止めピンを流用して来ました。

同じピンを使い回しているのでピンが緩んできて走行中に抜けることは無かったのですが頭少し出て来る状態です。軍手など手袋した状態でピンを押せるぐらいには緩くなってるんですよね。

シマノの方が抜け止めピンのサイズが小さい

シマノのカートリッジシューを新たに買おうかとも思いましたが、BR-T610に付属してたS70Cはうちのクロスバイクとの相性が悪く直ぐにアルミカスが付着しブレーキ鳴きも起こしてしまうのでピンだけ使うのも勿体ない。

そこで、ルーラーのカートリッジシュー式Vブレ―キシューVB-600を買いました。

ルーラーのVブレーキはカートリッジシューだけ交換して使っているので、見た目はシマノなどのオーソドックスなシューですがシマノほどシューにアルミカスは付かないしブレーキ鳴きもましなので問題ないと判断。

今使ってるシューもルーラー製でまだ残ってるので、舟に付属しているシューは予備として取って置いて今までのシューを使います。

リムを研磨したのでシューもブロックヤスリで軽く研磨して、前輪のシューにアルミカスが残ってたのでピンセットで取り除いてまた研磨して、前後のシューを入れ替え。

シマノとルーラーの舟を見比べてみましたが、舟下側の穴はルーラーの方が大きいです。

舟上側の穴は写真の写りでルーラーの方が小さく見えますが、実際は同じかルーラーの方が若干大きいもよう。

シューをセットして抜け止のピンを挿しますが、穴から若干ズレていて入らない。

抜け止ピンを回して向きを変えて穴にピンが来るようにしてラジオペンチやマイナスドライバー等で押し込む。

抜け止ピンはルーラー舟に付属しているものを使用。

抜け止めピンが最後まで入った状態

ピンが最後まで入りました。

これだと、Vブレーキ本体に固定した状態でのシュー交換は難しいかもしれない。ただ、舟かピンの個体によりピンの向きを調整しなくても入ったので、個体差あるかもしれないです。

シマノの舟より、舟やスペーサーに厚みがあるせいかワイヤーの遊びが小さくなったように感じます。場合によりVブレーキ解放状態から固定するのにブレーキレバーのアジャストボルトを締めてワイヤーを緩める必要がありました。

CS3000のリムはシューが当たる面の高さ(幅)があるのでVブレーキシューの位置決めはそれほど難しくないのですが、リムサイドの溝にシューを合わせるようにしつつリムの内側からシューがはみ出さない、さらにシューがリムに面で当たるようにもしたいのでトーイン付けないように…

とやろうとすると時間が掛かるのですが、今回は割とスムーズに終わりました。

軽く試走して

雨上がりのタイミングを見計らって5,6kmほど試走して来ました。

ヘッドパーツ

正直よく分からない。

いつもメンテナンスしても変化が分からないです。グリスアップしたので耐水性がよくなればいいかなぐらい。

ハブ

ペダルが少し重く感じましたが、グリスの粘度が高くなったのか、玉当たり調整をややきつめにしたからなのか、最近自転車に乗れてないのと空気が重く向かい風ってのもあってかよく分からない。

走行後に前後共にハブの点検をしましたがガタつきは問題なかった。

何度か走って様子見です。グリスが馴染んできたときの変化も見ていきたい。

Vブレーキ

最近、路面がウエットだったり雨の日を走ると前輪のブレーキ鳴りが酷いのですが、それは無し。ただ、路面ウエットですが水溜まりの上を走ってないのでまだ分からない。

シューとリムも研磨したおかげか、以前よりもブレーキが効くような感じで微妙なブレーキ加減もしやすくなったようにも感じた。この辺は舟よりもブレーキの遊びも関係してるかもしれない。


クロスバイク一通りメンテナンスしてひと段落。チェーンとスプロケットは雪が終わる春先に交換しようと思い、その時にクランクやペダル、BBもメンテしようかと思います。外して組み付け直すだけになると思いますが。

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