先日の高岡雨晴海岸のサイクリングでパンクしたので、英式バルブのチューブに交換しました。チューブ交換の作業中にバルブキャップを紛失して、帰宅後新しいキャップが売ってないか通販サイトで調べてたら、仏式バルブのキャップが「英式対応」と明記してました。
実際に使えるか不安だったので、キャップを購入する前にフロアポンプ付属の「仏式→米式」変換アダプタで確認したら、英式バルブに取り付け出来ました。
試しに空気も入れましたが、シュワルベの英式バルブチューブは仏式アダプタが使える事が分かりました。
ダイソーのスーパーバルブだとダメだったので相性があるもよう。
使用したフロアポンプはパナレーサーのゲージ付きポンプです。口金が米式で仏式は付属の変換アダプタを使います。
口金が仏・米式共通のフロアポンプ「サイクルプロ CP-FP54」だとそのまま英式バルブで使用できません。[仏→米」変換アダプタを使用することでシュワルベの英式バルブコアに空気を入れる事が出来ます。
シュワルベの英式バルブのチューブに仏式アダプタで空気を入れてみた
米式ポンプの口金を仏式バルブに使う変換アダプタを、シュワルベ英式バルブに付けて空気を入れます。
袋から出しての一番最初はバルブコアの弁が固着してるのかなかなか空気が入らなかった。ある一定の圧を掛けると弁が動き「ポン」っと音がしてそれから普通に空気が入るようになった。
タイヤの最大空気圧が450kPaなので、いつも入れてるフロアポンプのゲージ400kPa辺りまで空気を入れましたが問題なく入りました。
空気入れた状態でホースを抜かずに少し放置しても、フロアポンプのゲージも圧を保持してるもよう。
パナレーサーのフロアポンプは仏式バルブに使うには変換アダプタを使ってます。他の仏式対応のポンプは相性があかもしれないので使える変わりません。
後述してますが、口金1つで「仏・米」両対応フロアポンプを手に入れたので、試しに確認したら空気を入れる以前に固定できずに使えませんでした。
シュワルベの英式バルブの構造
スーパーバルブと同じように虫ゴムはありません。バルブ先端の空気が入る穴に弁の芯があり、普通の英式バルブとは違っていました。
この芯を細い棒で押すと空気が抜けます。米式の芯と似たようなイメージ。
ポンプで空気を入れると圧で芯が推されて空気が入るようです。
バルブキャップの代用に注意
ただ、バルブキャップにも相性があるようです。
サイクリング中のチューブ交換で付属のキャップを紛失してしまい、ダイソーでキャップ付きのスーパーバルブを購入。
キャップを取り付けたとたん空気が漏れました。
原因はキャップ内部の中央に突起が付いていたから。
製造過程でのバリが残っていたのかこういう形状なのか分かりませんが、この突起がシュワルベのバルブの芯を押し当てて空気が抜けます。
仏式の変換アダプタを英式に装着できたので、英式より背が高い仏式のキャップが代用品として使えそうです。
他の英式バルブのチューブも仏式ポンプで入れてみた
シュワルベの英式バルブが仏式ポンプで使えるなら、他の英式バルブも使えるのではと試しました。
- ダイソー スーパーバルブ
- モノタロウ タイヤセットに付いてきた普通の虫ゴムのバルブ
こっちは、折り畳み自転車で試しています。
ダイソ スーパーバルブ
使えない。
ポンプで空気を入れたとたんに空気が漏れだします。ポンプのホースを抜くまで漏れ続けてるので最悪タイヤの空気が全部抜けてしまいます。
空気入れてホース抜かずに放置してると、フロアポンプの空気圧ゲージの針はじんわり下がっていく。
虫ゴムのバルブ
使えなくはない。
シュワルベほどではありませんが、空気が入ります。ただ、空気を入れてるとシューと音がして入れながら空気が少し漏れてるもよう。ダイソーのスーパーバルブよりまし。空気を入れる効率も悪い。
ポンピングを止めても1,2秒は漏れる音がする。ホース内の残量かバルブ内部からなのかは分からない。
ただ、その1,2秒で空気圧ゲージの針が少し下がり漏れは無くなります。空気圧ゲージは正確性に欠けると思いますが、大まかに測れてるもよう。
シュワルベの英式バルブより、空気を入れる時のロスが大きいのでいつも以上に何回もポンピングしないといけないですが、それでも空気が無い状態からタイヤが固くなってるので入ってるようです。
ダイソーのスーパーバルブや虫ゴムだと普通に英式アダプタで空気入れた方が良さそう。
仏・米式共通のフロアポンプは使えない(2022/2/13 追記)
口金が仏・米式共通になってるフロアポンプ「サイクルプロ CP-FP54」を買ったので、シュワルベの英式バルブコアに使えるか試してみました。
CP-FP54は口金が仏式、米式共通で、口金のレバーを起こすと中の芯が出て空気を入れる仕組み。
英式バルブで使おうにも、芯が出てバルブから口金が押し出されて抜ける。使えませんでした。
バルブの芯を押すので、英式バルブコアの穴が小さく中に入らないので固定できないもよう。
仏→米式変換アダプタを使うとパナレーサーのポンプ同様に使えました。
ねじ込み式の口金は分かりませんが、仏→米式変換アダプタがあると、仏式ポンプでも使えそうです。
英式アダプタも持って行ったほうが良いかも
パナレーサーの古いポンプしか持って無かったので、仏式ポンプで使えると喜んでいましたが、サイクルプロのCP-FP54を購入して、[仏→米]変換アダプタが無いとポンプが使えないのが分かって少し残念です。
ねじ込み式のポンプは分かりませんが、仏式ポンプでもバルブ変換アダプタも持参したほうが良いと分かって、荷物が減ると思いきや微妙な結果になりました。
予備チューブ持参だと深く考えなくていいですが、サイクリングの距離や日程により出先でチューブ購入を考えてる場合は英式アダプタも持って行くか、シュワルベのバルブコアと米→仏変換アダプタを持って行くのが良さそうです。
なお、パナレーサーから英式を米式に変えるバルブ変換アダプターも発売されているので変える手もありますが、中のパーツが固着して取るのに苦労したので緊急時の対応には難しい。
上のパーツが固着してバルブからなかなか抜けなくて取るの大変だった。
リムのバルブが仏式専用なら考える事ありませんが、英式バルブだと洗濯バサミ状の英式アダプタも持って行った方が良さそうです。
家から予備チューブを持って行ってそれに交換する場合は問題ないと思いますが、道中で予備チューブを購入する羽目になった場合は英式アダプタや仏式の変換アダプタも持って行った方が良いと思います。