天気予報を見るとこの先1週間、雨予報が続くのでハブのグリスアップをすることにします。
前輪用に鋼球も購入済みなのでようやく交換することが出来ました。
後輪は去年の11月に玉押しと鋼球を交換してます。ハブはGIANT CS3000純正のままなのでフォーミュラー製なのですが玉押しの虫食いが酷かったのでシマノ製に変えました。
また、3月にハブを点検した際にグリスが褐色していたので、分解して変化しているかも気になります。
なお、グリスは今までパークツールのポリリューブ1000を使っていましたが、今回からAZのウレアグリスに変更しています。
近所のホームセンターで購入。チューブ入りでキャップ・ノズル付きなので保管しやすいです。
前回までのハブグリスアップで、どうもパークのはグリスが切れるのが早い気がするのと水にも弱い気がしたので、耐水がありそうなウレアグリスにしまいた。(パークのグリスもウレアらしいのですが)。
整備メモ:走行距離1279.77km。前回グリスアップ2021/3/28
作業日:2021/6/27
フロントハブのグリスアップ
現状確認
ハブを分解する前に手で軸を回して状態を確認。「ぬめ~」という抵抗が無くなり軽くなった感じがする。ガタ付きは無し。
回すとゴリゴリ感があるが、フロントハブの玉押しに虫食いがあるので、これが関係しているもよう。
分解
グリスがまだ残っている。
鋼球を取り出すと付着してるグリスもどっさり出て来る。グリスの変化はないもよう。
グリスアップ
ハブ軸と玉受け、ハブの中もパーツクリーナーとウエスで洗浄。
玉受けにAZのウレアグリスをたんまりと入れる。グリスは透明感がほとんどないクリーム色。
グリス付属のノズルは先端をカットして使うので、できるだけ穴が小さくなるように先端ギリギリを切った。
グリスを玉受けに充填する。粘度は柔らかくて細く出るので入れやすい。
鋼球もグリスで馴染ませてから玉受けに入れる。シマノの前輪の鋼球は22個入りだったが、CS3000のハブは10個x2で2個余った。
鋼球の上にもグリスをふんだんに入れる。
これを左右ともにした。
最後にハブ軸を挿して玉当たり調整。ハブからはみ出たグリスは最後に拭き取った。
グリスアップ後の状態
手でハブ軸を回して感触を確認。
あまり「ぬめ~」って抵抗は感じはしない。軽く回る。回転にゴリゴリ感あり、分解前に確認したのと同じで玉押しの虫食いが関係してるだろう。これ以上玉当たりを緩くするとガタつく。
状態の確認が出来たので、ダストキャップを装着(回転の抵抗が少なくなるようにダストキャップとハブが当たる面に薄っすらとグリスを塗った)。
リアのグリスアップ
現状確認
フロントと同じく「ぬめ~」という抵抗があまりない。回転も軽い。
分解
こちらもフロントと同じくグリスが残っていた。
玉受けと玉押しの状態も確認します。
玉受けは、前回分解したときにグリスが茶色に褐色していたのでそれが原因かと思いますが、それ以外はキズが見当たらないので状態はよさそうです。
玉押しも前回確認したスジがありますが、これも変化はないもようです。
玉押しのスジに関して、玉押しと鋼球が新品でまだ馴染んで無かったので出来たのかと思います。
鋼球はくすんでいるが錆やひびなどは見当たらない(スマホカメラのホワイトバランスの関係で若干茶色く見える)。
グリスアップ
フロントと手順は同じ。
玉受けにグリスを充填
次に、鋼球を入れる(鋼球は入れる前にグリスを馴染ませた)。
さらにグリスを充填。その上からダストカバーのOリングを入れる。
ハブ軸を入れて玉当たり調整。最後にはみ出たグリスを拭き取る。
グリスアップ後の状態
回転は軽め。若干「ぬめ~」と抵抗が感じられるが、前回のグリスアップより抵抗が小さく感じる。ガタ付きは無し。
グリスアップを終えて。今後の状況を見つつ次は半年後の予定
前回のグリスアップでパークツールのグリスはハブには不向きかなと思ったのですが、前回から雨の日の走行を避けていたのもあるのですが分解してみてグリスの状態が良かったので、グリスアップの方法が影響してるのではと思います。
まあ、パークツールのグリスからAZのウレアグリスに変えたので、運用してどれほど違いがあるのか気になる所ではあるので、これからのグリスの状態を見つつ次のグリスアップは半年後の予定でなので蓋を開けてみてどうかなってるかですね。
AZのウレアグリス(チューブタイプ)、ジャバラより扱いやすいのですがノズルに蓋が無いので保管する時、チューブにノズルを付けたままにするか外してキャップを付けるか迷いますね。