ワイズロードの通販でブラックフライデーが開催されて、会員登録してないので何となく眺めていたのですが、BBBの携帯ポンプBMP-54が500円で売られていたので即登録して購入しました。
送料合わせで消耗品のブレーキワイヤーやチェーンなど色々注文。
携帯ポンプに関連するアイテムは「TRI-SPORTS お助けチューブS」、「トピーク ホルダーキット(TPD-2C)」です。
BMP-54にブラケットが付属してないと思いトピークのホルダーキットを、BMP-54はポンプと口金が一体型なので延長ホースあると便利かなとお助けチューブも一緒に買いました。
ただ、トピークのホルダーキットはBBB BMP-54にブラケットが付属してないと勘違いしてまして、注文してからBMP-54にブラケット付属してる事に気づきました。また、お助けチューブも「米・米」の延長チューブかと思ったら「仏・米」でバルブは仏式、、ポンプの口金が米式なので、こちらも勘違い。
まあ、BBBのBMP-54のブラケットは携帯ポンプをゴムバンドで固定するので、トピークのホルダーキットはマジックテープなので、劣化してバンドが切れた時の予備として保管します。
お助けチューブも「仏・米」なので、予備チューブとして所持してる仏式バルブのチューブに使えそうです。
BBBの携帯ポンプBMP-54の使用感は米式バルブになりますが、口金をバルブに直付けするタイプは初めてだったので使い勝手に苦労したのですが、体重を掛けつつ丁寧にポンピングすると4.5barまでは確認できたので普通に使えるアイテムです。
また、お助けチューブはポンプの口金と相性が悪く使えそうではありませんでした。
米式バルブでの使用感になります。
購入日:2022/11/18
購入のきっかけ

パナレーサーのミニフロアポンプを10年ぐら使用してるのですが、フロアポンプの様に使えてTハンドルなのがいいのですが、Tハンドルを開閉する軸の所のピンがポンピング中に動いて抜けそうになるので、注意しながらポンピングしてました。
さらに、口金もクセがあり、まあこれは同じパナレーサーのフロアポンプ「BFP-GBG」にも言えるのですが、口金をバルブから着脱中に空気が漏れやすいのです。
また、長年使っていてフレームに固定してるブラケットもワレ欠けてて、100円ショップのマジックテープでフレームにくるくる巻きで固定している状態。
ボトルケージの横に携帯ポンプ置きたいなとも思い、その手の携帯ポンプをホース付きで調べてると値段が3,4千円します。
なので、ミニフロアポンプでも使えないことはないしいいかなと思ってたのですが、ワイズのブラックフライデーでBBBのBMP-54が500円で売られているので、ポンプに口金が一体型ではあるものの軽く調べて試しにありかなと思い衝動買いです。
製品概要
- 長さ 250mm
- 重さ 111g
- 最大空気圧 7bar/100psi
- 対応バルブ 仏式、米式、英式
- ボトルケージ横に取り付けるブラケット付属
口金は2つあり本体と一体型の直付タイプ。「仏・英」と「米」。
口金は仏式と米式の2つ付いており英式は仏式の口金を使います。
ブラケットは付属してます。
ワイズロードの商品ページやメーカーの商品ページも一通り読んだのに、本体のみの写真だったのでブラケットが無いと勘違いしてました。どちらも商品説明の下に「ブラケット付属」と書いてあるのにね、セールによる焦りもあったのでしょう。
外観

パナレーサーのミニフロアポンプより小さいです。

シャフトの長さもパナレーサーのミニフロアポンプと比較して短いです
ヘッド・口金
付属品はボトルケージの横に取り付けるホルダーと固定用のネジ、仏式→米式に変換するアルミ製のアダプタがあります。
口金が2ヘッドで仏式・米式両方に対応しているのですが(英式も)、米式の口金で仏式のバルブに使えるアダプタが付いてくるのが少し不思議です。

パッケージに記載されていますが、仏式の口金で英式も使えるようです。


口金は米式と仏式2つ付いています。外側が米式、内側の金属が付いてる方が仏式になっています。


ロックレバーは倒して解除、立ててバルブをロックします。サイクルプロのフロアポンプとロックの方法が同じです。
ちなみに、パナレーサーのミニフロアポンプとフロアポンプBFP-GBGとはロックの方法が逆になっています。海外ブランドとかだと立ててロックする方が多いようです。
ヘッドの先端は丸みがあり平らにはなっていないので、地面に垂直に立てて体重を掛けてポンピングする時はポンプが動かないように意識する必要がありそうです。

写真は何度も試してヘッドが傷ついたので、軍手などを下に敷いたほうがよさそうです。
ハンドル


収納時からハンドルを伸ばそうとすると最初はハンドルが本体に固定されてるので少し抵抗がありますが、その後は軽く動きます。
パナレーサーのミニフロアポンプと同じようにTハンドルに変えようとハンドルを動かしてみるも動かない。さらに、シャフトを引っ張るとシャフトが伸びてTハンドルに開くようにななりました。

ハンドルが開かないようにロックする機構がありそうです。これだと収納時にハンドルが開かなくていいですね。
また、ハンドルのシャフト軸からハンドルを開く方向の外側が内側より長さがあるのでポンピングするとき握りやすいです。

パナレーサーのミニフロアポンプだとハンドルの開く方向の外側が短いのでポンピングするときハンドルが閉じないように注意する必要がありましたが、BBBのBMP-54は注意せずとも安定してポンピングできます。
また、パナレーサーのミニフロアポンプはハンドルのシャフト軸にある固定用ピンがポンピング中に外抜けそうになりますが、BBBのBMPー54は一切感じられないのでその点においても安定してポンピングが出来ます。
ブラケット取り付け
付けているボトルケージを外してブラケットを取り付けます。BMP-54にボトルケージのボルトも付属していたのですが、クロスバイクに付いてきたボルトをそのまま使います。

ボルトはブラケットが少し動く程度に軽く締め付け、ブラケットを微調整しつつボトルケージの穴に合うように調整。


ブラケット取り付けて携帯ポンプも装着しました。
写真だとポンプのハンドルが上に(前輪側に)来てますが、取り付け向きはないので口金を上にも出来ます。
マジックテープでぐるぐる巻きしてた時と比べて、かなりスッキリしました。マジックテープ意識せずに簡単に着脱できるのも良いです。
使用感
直付タイプの携帯ポンプは初めてだったのでコツをつかむのに苦労しました。
自転車は後輪は米式バルブのチューブ、前輪は英式→米式に変換するパナレーサーのエアチェックアダプタ。
前輪で試しましたが、BMP-54とエアチェックアダプタとの相性が悪いのかポンプが動くと空気が漏れてる感じがしたので後輪でも試しました。
バルブに口金をセット

バルブに対して真上から真っすぐ入れて、ロックレバーを立ててロックします。
タイヤに空気が入ってると口金をバルブに差し込むときに少し空気が漏れますが、口金の奥まで入れると空気が漏れなくなるのでその状態からロックレバーを立ててバルブに口金をロックします。

米式のチューブを使ってる場合、フロアポンプなどにも言える事ですが、一部バルブナットが付属してるシュワルベのチューブを除いてタイヤに空気が入ってない状態で口金を装着する時はバルブがリムの中に引っ込まないように、バルブを手で押さえながら口金を装着します。
タイヤにある程度空気が入ってるとバルブが圧で引っ込まないので口金が装着しやすいです。
レバーでバルブをロックするまで空気が漏れるパナレーサーのミニフロアポンプと比べて、落ち着いてレバーをロックできるので扱いやすいです。
バルブから口金を外す
空気を入れ終わるとレバーを倒してロックを解除してからバルブから口金を外しますが、空気圧の影響か口金を抜くのが固くなかなか外せません。
抜いてる途中に空気が漏れるので、出来る限り空気漏れを少なくしたいのですがコツが掴めず気合で抜いてます。
フロアポンプCYCLE PROのCP-FP54の口金はレバーを倒してロック解除すると口金の中にあるバルブの芯を押し出す突起が完全に引っ込むので、ホースの中の空気を抜きながら口金を外すことが出来るのですが、BBB BMPー54はレバーのロックを解除してもバルブコアの芯を押してる状態なのでこの方法は使えません。
それでも、口金を外す時はパナレーサーのミニフロアポンプより空気も漏れは少ない印象です。
ポンピングの方法
始めはタイヤを壁に立てて手押しで使っていましたが、ポンピングを100回ぐらいするとこれ以上は力が入らず無理でした。
次に、タイヤを地面に寝かして段差などを利用して体重を掛けつつポンピングする方法を試しました。

ただ、最初はエアチェックアダプタが付いてる前輪。エアチェックアダプタとBMP-54口金と相性が悪いのか口金を少し動かすだけで空気が漏れる。
しかも、ポンピングの要領も分かっていないのでフロアポンプの様に立ちながら腰をかがめつつポンピングしてたらヘッドが動きまくって空気が漏れる。ポンピングしてるわりにタイヤに空気が入ってない感じがする。
ヘッドが動きまくるのは、ヘッドが平らでないのもあるでしょう。
前輪だとエアチェックアダプタだと空気が漏れるので、後輪の米式バルブで試しました。

ポンプのヘッドが傷ついたので今度は軍手を下に敷いて、米式バルブに口金を入れて空気が漏れますがバルブを口金奥まで入れると空気が漏れない。この状態でレバーをロック、ポンプが動いても空気が漏れないです。
何度も試行錯誤しつつ何とか安定してポンピング出来るようになった。
まずは、ポンピングの姿勢

画像だとイメージが分かりにくいかもしれないですが、ポンプの横に膝をついて座ります。携帯ポンプが動かないように利き手じゃない方の手で口金付近を抑えつつ、利き手てハンドルを押してポンピングします。※当方左利きでなのでタイヤの右に座ってます。
この時、急がずにゆっくりと体重を掛けて丁寧に押します。
ある程度空気が入ると力が要るので、お尻を浮かせつつ体重で押す。最後スッと軽くなり空気が入る。
これを焦らずゆっくり丁寧にポンピング(重要なので2回)。時間はかかりますが、この方法で4.5barまで入れました。また、フロアポンプで5barまで入れてから5.5barまでも確認。
これで、ポンピングの要領が分かった気がするので、前輪でもう1度試します。
今度はエアチェックアダプタを外して英式バルブで空気を入れた時は漏れずに入りました。なので、英式バルブでの運用も考えましたが、パンクして保管してたシュワルベの米式チューブにバルブコアがある事を思い出し、エアチェックアダプタにシュワルベのバルブコアを使います。

見た目は同じような気もするけど、物は試しにコアを交換した。
もう一度ポンプをセットして、今度はポンプが動いても空気が漏れないです。
そのまま、後輪の時と同じ方法でポンピング、250回ポンピングして4.5barまで空気が入るのを確認できた。
パナレーサーのエアチェックアダプタと相性が悪い?
前輪は英式→米式に変換するパナレーサーのエアチェックアダプタを付けていると述べましたが、BBB BMP-54を使っていると口金固定しても空気が漏れてたり、漏れてなくてもポンプが動いたり傾くと空気が漏れるので相性が悪いのかもしれません。
試しに、シュワルベのパンクした米式バルブのチューブが残っていたのでエアチェックアダプタのバルブコアをシュワルベのバルブコアに交換すると、後輪同様に空気漏れが無くなりました。
ただ、携帯ポンプの口金の固定、ポンピング方法が自分なりに容量が分かってきてからなので、バルブコア交換に関係なく安定してポンピングできるようになっただけなのかもしれませんが。
英式バルブについて

BBB BMP-54は仏式の口金で英式バルブが使えるらしいので手持ちの英式バルブコアで空気が入るかも試しました。
- ダイソー スーパーバルブ
- シュワルベ 英式バルブコア(名称不明)
なお、タイヤの空気が入ってない状態から膨らむ程度の柔らかさで試しただけなので5barなどの高圧では確認していません。
シュワルベの英式バルブには切り欠きが無いので虫ゴムタイプは試していません。


ダイソーのスーパーバルブとシュワルベの英式バルブコアは空気が入りました。
ただ、シュワルベの英式バルブコアは米式の様に中に芯が入っています。そのため、BMP-54の仏式口金では装着できなかったので、仏・米変換アダプタを使って米式の口金から入れてます。

BMP-54で英式バルブはダイソーのスーパーバルブとシュワルベのバルブコアが使えましたが、一般的な虫ゴムが使えるかは少し気になるところです。
以前、仏→米変換アダプタで英式バルブで空気が入るか確認した内容を書いてます。
この時はシュワルベ英式バルブコアOKで、ダイソーのスーパーバルブと虫ゴムは空気を入れると弁が開放状態のまま空気が抜けてNGでした。
なので、今回BMP-54の仏式口金で空気が要れることが出来たダイソスーパーバルブと同様に虫ゴムタイプも使えるかもしれないです。
BMP-54の米式口金と延長チューブは相性が悪いようです。
BBB BMP-54で米式バルブの延長用に買った中華の米・米延長チューブ、中華延長チューブから空気が漏れていますが、BMP-54の口金からも空気が漏れて相性が悪いようです。


Amazonで注文していた中華の「米・米延長チューブ」が届いたので使ってみましたが、延長チューブのメス側から空気が漏れて使えませんでしたが、どうもこのBMP-54の口金とも相性が悪いようです。

中華延長チューブのバルブに装着するメス側はネジ込み式なのでナットの金具が回せるように動くようになってます。
フロアポンプに中華延長チューブを繋いで5bar入れてるタイヤの空気圧を見ようとしましたが、この動く部分から空気が漏れてるようで、チューブをバルブ側に押すと空気が漏れないもよう。
試しにBMP-54にも使いましたが、今度は中華延長チューブの内側から空気が漏れずBMP-54の口金から空気が漏れてます。正確には、口金の仏式から空気が漏れている。
ただ、BMP-54の口金から空気が漏れているためか、延長チューブのメス側から空気が漏れてないようだ。
どうやら中華延長チューブのオス側がチューブの米式バルブより短いようで、BMP-54の口金の奥まで入らない状態です。

中華延長チューブのオス側も米式バルブのチューブのネジ山と比べて長さが短いです。ネジ山が短いのはいいのですが、チューブと金具を圧着する部分やらの出っ張りでBMP-54口金の奥まで入らなi。
どうもBMP-54は口金に中途半端にバルブを装着しているともう片方の口金から空気が漏れるようです。
BMP-54単体でバルブの奥までしっかりとセットすると空気は漏れてないので、延長チューブとの相性が悪いようです。
また、お助けチューブのオス側も長さが中華延長チューブと同じぐらいに短いので、お助けチューブも相性が悪くBMP-54の仏式口金から空気が漏れます。

「中華延長チューブ+お助けチューブ」を延長してお助けチューブをBMP-54の口金にセットしても中華延長チューブ同様に空気が漏れてました。なので、仏式バルブでは試していませんが、お助けチューブは米式の口金に取り付けるので相性が悪いかもしれないです。
延長チューブから空気が漏れなければ、2本の延長チューブ繋いでホイール立てた状態でBMP-54が使えたのに、残念です。
ポンピング回数で入る空気圧の目安
ポンピングの方法が安定してきたので、ポンピングした時の空気圧を確認しました。
BMP-54で空気を入れたらフロアポンプで空気圧を測定します。

タイヤはiRCインテッツォ700x32C、チューブは同じくiRCの米式バルブ700×28~35C。空気圧を測定するフロアポンプはCYCLE PRO CP-FP54。
ポンピング回数は空気が抜けている状態から100回、200回、250回で測定です。
フロアポンプで測定するので、ホースに入る分の空気の量だけ少し減圧されるので、あくまでも目安として考えて下さい。
回数 | bar | 10回/bar |
---|---|---|
100回 | 2.1bar | 0.21bar |
200回 | 3.8bar | 0.19bar |
250回 | 4.5bar | 0.18bar |
ポンピング250回で4.5barまで入りました。フロアポンプで5,0barまで入れて、そこからBMP-54でポンピングを50回追加した時の空気圧は「5.5bar」でした。
iRCのインテッツォ700x32Cの空気圧はMAX6.5barで下限は書いてないのですが、前輪に履いてるシュワルベのマラソンのタイヤサイズが同じ700x32Cで空気圧が「4.5-6.5bar」なので、下限450barと見てポンピング250回が目安になりそうです。
この手の携帯ポンプは出先のパンクでしか使わないので、タイヤ空気圧の下限を下回って4barぐらい入れて帰ってからフロアポンプで空気足す感じでもいいのかもしれない。
ちなみにパナレーサーのミニフロアポンプだと結果はこんな感じになりました。
ポンピング回数 | bar | 10回/bar |
---|---|---|
100回 | 3.4bar | 0.34bar |
150回 | 5.0bar | 0.33bar |
ポンピング150回で5.5bar。ポンピング200回まで試そうと思いましたが、タイヤ上限の6.5bar越えそうなので止めました。
パナレーサーのミニフロアポンプはサイズが大きいので1回あたりのポンピングでBBB BMP-54より空気が入りますね。
ただ、パナレーサーのミニフロアポンプは全長が長いので、BMP-54の要領で座りながらポンピングするのは難しいです。立ちながらでも安定しずらいですね。
ワイズのセール500円で得した気分
BBB BMP-54は口金直付タイプなので使い方のコツを掴むまで苦労しましたが、付属のブラケットでボトルケージ横に取り付けができるのでいい感じです。
ポンピング回数が多くなりますが、ゆっくり丁寧にポンピングすると4.5bar、フロアポンプで5.0barまで入れた状態から5.5barまで入るのを確認できたので700x32Cのタイヤだと問題なく運用できそうです。
ワイズロードのブラックフライデーは終了して、ブラックフライデー期間中にBBB BMP-54も完売して今は在庫が復活して通常価格(1,100円)で販売してるようです。※通常価格は2022/11/29に確認。
口金直付けタイプの携帯ポンプは避けていたのですが500円のセールだから買ったので、それで使い方も分かってきた気がするので、この値段なら良い買い物したと思います。