昨年(2022年)のワイズロードのブラックフライデーでBBBの携帯ポンプBMP-54と一緒に購入したお助けチューブ(Sサイズ)。
お助けチューブは口金が米式のポンプから仏式バルブに使用する時に使う延長ホースなので、通常その状態で米式バルブには使えませんが、バイク用品のエクステンションエアーバルブ等があれば米式バルブで使うことが出来ます。
お助けチューブと自転車のチューブで言葉がややこしくなるので、自転車のチューブもタイヤとして書いています。
TRISPORTSお助けチューブ
パッケージの裏面を見ると自転車のバルブ側は仏式・米式の両方に対応してるような記載がありますがチューブの中は空洞で、米式バルブはバルブコアを押して弁を開放状態にしないと空気を入れる事が出来ないので、お助けチューブだけだと空気を入れることが出来ません。
空気圧で弁を開放しようと空気を入れましたが、空気入れの針が7bar,8bar指してもびくともしません。ただ、お助けチューブ内で空気漏れがないのは確認できた。
TRISPORTSお助けチューブを米式バルブで使う
米式バルブはバルブの芯を押して弁を開放状態にして空気を入れるので、お助けチューブ側に押し当てる機構か無いのでそのままだと使えません。
中華延長チューブ米・米を試す
何か別で米式バルブの芯を押すものが入ってるジョイントがあれば、お助けチューブを接続して使えそうなので、まずは中華の米米延長チューブを購入。お助けチューブの米式版みたいな製品です。
中華延長チューブはバルブ側の接続する部分に突起がありポンプ側は空洞になってます。
お助けチューブと接続して使えそうな感じですが、中華延長チューブのバルブ側の金属パーツから空気が漏れるので使えませんでした。
写真だと分かり辛いのですが、ねじ込み式で動く範囲を超えて飛び出てるようで、そこから空気が漏れてるみたいです。
アマゾンのレビューを見ると普通に使える人もいるようなので、ハズレを引いたかもしれません。
バイク用品のエクステンションエアーバルブを試す
次に購入したのがバイク用品で出回ってるエクステンションエアーバルブ。キタコのエクステンションエアーバルブ90°タイプ。
タイヤのバルブから90°曲げてガソリンスタンドの空気入れや自転車ポンプ等で空気を入れやすくするジョイントです(製品によっては他の角度もある)。
キタコはバイク用品を展開する日本国内のブランドのようで中華の延長チューブと比べて信頼できそうです。
キタコのエクステンションエアーバルブ、米式バルブの芯を押す突起があり、反対側も米式バルブのコアが入っています。
まずはそのまま自転車のタイヤに装着。
ねじ込み式なので装着時に少し空気が漏れますが、中に弁が入ってるのでしっかり装着すると空気は漏れません。
外す時も少し空気が漏れるので、どれぐらい漏れるのかフロアポンプで測りました。
空気入れのホースを装着したときの空気圧
- フロアポンプで測定→5bar(基準)
- エクステンションエアーバルブ装着時に測定→4.2bar(-0.8bar)
- エクステンションエアーバルブ取り外し後に測定→3.8bar(-0.4bar)
※タイヤサイズ700x32C
測定ごとに空気の充填はしていません。最初に空気圧を測ったのが5bar、そこからエクステンションエアーバルブ装着時に4.2bar、さらにエクステンションエアーバルブを外して3.8barと空気圧が下がりました。
フロアポンプにホースをタイヤに装着するとホース内に空気が入るので約0.2barほど下がりますが、エクステンションエアーバルブ装着が一番空気が漏れます。
出先のパンク修理でBBBの携帯ポンプを使用するときしか出番がなさそうなので、少しの空気漏れは気にしないでいいかもしれません。
エクステンションエアーバルブをフロアポンプに装着したときに空気圧が測れているので、ポンピングはしていませんが空気は入るでしょう。
なお、エクステンションエアーバルブの通常の使い方はここまで。
ここから「エクステンションエアーバルブ」のバルブコアを外してお助けチューブと接続して使用します。
持っててよかったバルブコアドライバー。パンクしたタイヤのチューブを畳むとき米式バルブだとコアを緩めないと空気を抜くのが難しいですからね。
エクステンションエアーバルブのバルブコアが付いてる状態でお助けチューブと接続しても空気を入れることが出来ないので、コアを外します。
エクステンションエアーバルブのバルブコアを外してお助けチューブと携帯ポンプに接続。
最後にタイヤに装着します。コアを外してるので最初にエクステンションエアーバルブをタイヤに装着すると空気がただ漏れしてしまいます。
タイヤの空気が携帯ポンプに入るとバンっと音がしましたが空気漏れは無し。BBBの携帯ポンプBMP-54の口金は仏式と米式の2つあるので、使ってない仏式の口金の弁が閉まる音でしょうか…。
空気を入れることが出来ましたが、自転車にタイヤをセットした状態だとお助けチューブの長さが短くバルブが引っ張られるので空気を入れるのが難しかったです。
自転車にタイヤを装着した状態だと、もう1本お助けチューブがあると良さそうです。お助けチューブ2本で延長できますから。
米式バルブでお助けチューブを使うにはエクステンションエアーバルブと組み合わせる
口金一体型の携帯ポンプだけだとフレームからタイヤを外さないと使いずらかったりとと不安ではあったのですが、エクステンションエアーバルブとお助けチューブの組み合わせで米式バルブに使えるので、1つの安心材料になりそうです。
タイヤのバルブからエクステンションエアーバルブを外す時に少し空気が漏れますが、出先のパンク修理で緊急時にしか使う機会がなさそうなので気になりません。
バルブコア外しのドライバー