いつもはサイクリングロードの手取キャニオンロード終点の道の駅瀬女で折り返すのですが、瀬女から先、中宮温泉・一里野温泉方面への道も気になってました。
廃業した中宮温泉スキー場には「新中宮温泉」の日帰り温泉があり、道の駅瀬女から5kmほどの距離。坂がきつくはなるものの、脚力が皆無の自分でも時間帯も遅くなければ頑張れば行けそうな距離です。
さらに、新中宮温泉から一里野温泉までは3kmほどの距離なので距離です。
一度は自転車に乗って温泉に入るのをしてみたかったのと、ゆるい坂のサイクリングロードから険しくなる中宮・一里野方面。景色も見て見たかったので行ってみることにしました。
温泉なら、手取キャニオンロード沿いにもいくつかあるのですが、行ったことが無い場所に自転車で行ってみたい思いもあったので行ってみることにした。
と言うわけで、今回のポタリングは新中宮温泉に温泉に入ること。余力があれば一里野温泉まで行って散策もしたい。
この日の気温は36℃。かなり暑かった(;^_^A
一部、激安アクションカムで録画してた動画を切り取った画質の悪い写真もあります。
走行日:2020年8月10日
道の駅 瀬女から中宮大橋まで
自宅から手取キャニオンロードを走って道の駅瀬女へ。瀬女までは、廃線跡を利用したサイクリングロードを通るので登りと感じないほどのゆる~い坂が続いて楽なので2,3回来たことがあります。
サイクルステーション白山下駅から一般道となり瀬女までの登りは少しきつくなるんですけどね
瀬女に着いて、自販機でコーラ購入して持参したジャムパンと一緒に食べて休憩。その後、自販機でお茶も購入。水筒にスポーツドリンク入れて来たけど甘いもの飲んでると水やお茶が欲しくなる。
500mlコーラを飲み干して少し落ち着いたので出発。時間は13時過ぎ。
新中宮温泉に向かう予定ですが、走りながら体の調子を見つつ一里野も目標にしてます。
道の駅瀬女から中宮・一里野方面の道はトンネル(ロックシェッド・スノーシェッド)があり、つい先日購入したセーフティライト(テールランプ)「キャットアイ オムニ5」をオンにして進みます。フロントライトも点滅にして。
オムニ5はラピッドモードにしてます。ラピッドモードはLEDが流れるように光る高速点滅で、日中でも自転車の存在がアピールしやすいかなと。
オムニ5のレビューで蓋が外れやすいとあったので、輪ゴムを付けてます。と言っても、持って行ったものの新中宮温泉から帰る前に付けたんですけどね。。。この日から数日後、輪ゴムだと直ぐに劣化しそうなので結束バンドに変えてます。
実は新中宮温泉に行く計画を立てるまでは「オムニ5」と「オムニ3オート」で迷ってた。
オートで点滅するキャットアイの「TL-AU200」も装着してますが、
- 日中のロックシェッドでオートライトが反応するか分からない
- ロックシェッドはトンネルではないのでヘッドライトを付けていない車も走る
- 車から自転車が走ってるとは想定してないかもしれない
など考えてたら、センサー付きのオートライトよりシンプルにスイッチでON/OFF出来るテールランプが良いと思いオムニ5を選択。
実際に、ロックシェッドの中で何度か確認していましたが明るくてTL-AU200が点かなかった。製品によりオートライトの感度に違いがあるかと思いますが、単純にスイッチでON/OFFできるライトの方が、特にこういう場面では確実に点くので良かったです。
道の駅瀬女を過ぎて歩道が無くなり最初の登り坂へ。意外と急…
体力も脚力も皆無なので直ぐに息が上がる。ロックシェッド手前に路肩が広いスペースがあり少し休憩。その間通り過ぎた車は1,2台ほど。
休憩も終わり、次の車が通り過ぎたら出発しようと待っているものの来ないので出発。
ロックシェッドの中は日陰になっていて意外と涼しくて快適。路肩(崖側)はガードレールがあって安心して走れる。そして、自動車も追い抜く時、間隔を空けてゆっくりと抜いてくれてるので安心して走れる。
ロックシェッドはアップダウンが続くものの、最初の急な坂と比べたら漕ぎやすい。フロントはインナーで、リア1~3速辺り使って登る。
自転車のギア比は1速0.79、2速0.98。フロント42t、32t、22tのリヤ14t-28t 7sのかなり軽いギアです。
新中宮温泉への分岐。
この分岐を左に行くと中宮へは近道になり、白山白川郷ウルトラマラソンのコースにもなってます。(2018年でこの道は災害で通行止めでコース変更になってますね、これ書いてる今気づきました💦)
このまま国道360号線を進むのが(自動車では)一般的だと思いますが、ロックシェッドでの車のすれ違いを考えると左の道が行きやすいかもしれない。しかし、気分が乗ってるのでこのまま国道360号線を進む。
左の道は新中宮温泉からは通行止めでした。それに関しては後述に書いてます。
中宮大橋まで何個かロックシェッドの中を通る。涼しいので走ってると気持ちがいいです(2回目)。
中宮大橋前の交差点に着いた。まだ行けそうな感じなので一里野方面へと進む。
中宮大橋から一里野方面へ。熱中症気味のため途中で断念して新中宮温泉へ
中宮大橋から一里野方面へのロックシェッドは工事のため片側通行の信号が設置されていたのでロックシェッド手前のスペースで休憩。
横、崖ですよ。落ちたら確実に死にます。
休憩しているとダンプが数台往来しているもよう。この先工事でもやってるのかしら。行きも帰りも休憩中に何度かダンプが往来していましたが、走行中に遭遇しなかったのは幸い。
信号のタイミングを計りつつ休憩してが青のタイミングで進む。
が、信号待ちで並んでる車の後ろに着いていったら残り時間が・・・
一旦、信号の中に入って次のタイミングを待つため停止。その時足を攣りかけた。
カメラなのでまだ1車線の半分ぐらいはありますが、目の前ガードレール無くて怖かった。
中央分離帯というか上下線で分かれる道に。ここから道の上下線で高低差が生まれる。
ここ登りで狭く自転車通ると車に邪魔そうなので、あまり来たくは無かったのですが、来てしまった。
来たからには進むしかない。
後ろから車が来ないのを祈りつつ必死に漕ぐ。上下線の分離が終わる手前に草むらがあったので休憩。
暑いので、休憩できそうな場所があればし過ぎじゃないかと思うぐらい休憩してます。
休憩中に1人の自転車乗りとすれ違い、軽く会釈。立ち漕ぎでスイスイ上ってくの凄い。
手取キャニオンロード走ってた時はかなりの自転車乗りとすれ違ったんだけど、瀬女から先はこの方1人しか見なかった。自分が言うのもなんですが、ほとんどが瀬女で引き返してるもよう。
さらに進むと坂がきつくなる。
一里野まで1.5kmの場所に到着。一里野まであとちょっと。
1.5km地点から少し進むと一里野ジャンプ台への分かれ道。ルート計画中は滅多に車が通らないであろうジャンプ台方面から一里野へ行こうとも考えていましたが、今の状態で国道360号線より急な坂を登るのは無理。
そんななかで進んでいくと、少し気持ち悪くなってきた。坂もきついので自転車を押しながら進み日陰で少し休憩。
休憩中、顔や体の周りにアブが飛び回る。噛まれてるのか刺されてるかうっとおしい。
休憩出来ないので移動する。もう坂を登る気力が無いので押して進む。そして、アブも一緒に着いてくる。
一里野まであと少しなんだろうけど、カーブで先が見えないしまた急な登りがあると思うと流石にこれ以上は無理。ここで一里野へは諦めて来た道を戻って新中宮温泉へ行くことにする。
お腹の中が気持ち悪い。これは熱中症寸前なのか、500mlコーラ全部飲んだのが原因なのか甘いジャムパン食べたのが原因なのか分からない・・・
一里野ジャンプ台のあたりまで戻れば、集落の方から新中宮温泉へ行ける道がある。
戻ってきて右手の集落へ行く。
なんか「この先通行止」の看板があったけど、自転車なので気にしないで進む。
尾添川の橋の手前で道が封鎖。
この先どうなってるか分からないので、(また片側通行の区間を通らないと…と思うものの)仕方なく国道360号線に戻ることにする。そして、集落の中にある神社の木陰で休憩。
手水舎に水が流れいて、飲めるか分からないのでタオルだけ濡らした。半乾きだったから首に巻くと気持ちがいい。
休憩しながら新中宮温泉への距離を調べる。また、工事中の片側通行の道を通らなければならない。しかも今度は登り。
新中宮温泉までは約2km。一里野の方が近い。
どっちに行くか迷う。しかし、一里野まで行ったとしてもまた戻らなければいけない。一里野にも日帰りの温泉がありますが、子供の頃来たときはプールも併設してて温泉だけでも値段が高め。どのみち新中宮温泉に向かう。
なので、一里野は行かずに新中宮温泉に行く。休憩してたら少し気分が楽になったので出発。
山は暗くなるのが早く野生動物との遭遇もなくはないので道の駅瀬女までは15時頃には戻りたいです。道の駅瀬女から旧加賀一の宮駅までは2,3時間なので加賀一の宮駅から自宅(手取川河川敷下り)まではもう山じゃないので暗くなってから出発しても安心です。
下りなのでスイスイ進む。片側通行の工事区間。タイミング的に車が通り過ぎて信号が赤。次の青信号を待つ。
青になり幸い後ろに車がいない。登りなので必死になって漕ぐ。さっきのような気持ち悪さはない。
中宮大橋が見えたので右折。信号は点滅信号だし、前方と後方に車がいないことを確認して右折。多分2段階右折が正しいのなんだろうけど、こんな場所の丁字路交差点で停まるのは逆に危ない気がした。
中宮大橋を渡る。落ちたら死ぬぐらい橋の下は断崖絶壁。景色は良いけど、何処かに自転車停めて写真撮る余裕は無い。
くねくねとヘアピンを登る。途中、瀬女からの道と合流…ここも通行止めで封鎖されてます。
隙間から通れるようだけど、さらに奥の方に封鎖してるゲートが見える。
国道360号線から新中宮温泉へ行く道は3つのルートがありますが、そのうち中宮大橋を通るルートしか通れなかったです。
新中宮温泉に着いた。スキー場は夏シーズンも何かしら営業していますが、廃業になったスキー場は何かやってないのだろうか・・・
日帰り温泉施設だけには立派過ぎる駐車場。
自転車を停めようにも日陰が無いので近くの小屋の影に自転車を停めた。
新中宮温泉は熱めのお湯です
今年は新型コロナの影響で休業していましたが7月2日より営業を再開してます。
12時オープン。大人380円(2020年8月10日現在)。券売機で支払って出て来たプラスチックのカードを番台に渡す。プラスチックのカードがなんともレトロ。
- リンク:新中宮温泉
12時オープンなので一里野まで行って少し散策してから来る予定でしたが、道の駅瀬女に着く時間が遅かったのと、体調崩してしまったのですが、当初の「温泉に入る」目的は果たせました。
内風呂1つでお湯は熱め。シャンプー&リンスとボディーソープ設置あり。脱衣所はカゴでロッカーもある。
シャワーの温度調整の回す所、青になってたので、お湯に回したがかなり熱かった。青の位置で丁度いい感じのお湯加減。
来たときは2,3人居ましたが、湯船のお湯が熱いのかさっと入って直ぐ上がる感じで、いつの間にか貸し切り状態。自分は銭湯に行くと出るまで1時間ぐらいの長風呂ですが、今日は30分もいなかったんじゃないかな・・・
湯船浸かって足を伸ばすと凄く楽なんだけど、お湯が熱いので長湯は出来ず。この暑さと少し日焼けしてるのもあり、秋ぐらいに来ると丁度良さそう。
お風呂に上がってラムネが売ってたので1本飲んで落ち着いてから出発です。アイス(クーリッシュ)も売ってたのでアイスにした方が良かったかなあ
時間帯が日中なのか、こじんまりして良い温泉でした。
道の駅瀬女までの帰路。ロックシェッド内は路肩に寄れない
帰りも来た道と同じく国道360号線を走ります(他の道が通行止めなのでここしかない)。中宮大橋の交差点は、ロックシェッドから出てくる車が無灯火のこともあるから慎重に左右確認して進む。
こっちもフロントライト、セーフティライトを点けて。
下り基調なので速くてスイスイ進む。クロスバイクでも漕がずに40km/h以上出るのでブレーキを掛けたり離したりの繰り返しで速度調整。
温泉に入ってラムネ飲んで休憩したからなのか、気持ち悪さは感じない。
自転車を自己メンテした際に、頑張って漕いで30km/h出ればいいやで登り坂重視でフロント48t→42tにしたのでギアが足りない。
帰りは山側斜面なので落ちる恐怖感は無いですがロックシェッド内の路肩は荒れてて怖いです。
コンクリやグレージングになってるので一見通れるようですが、途中グレージングに大きい穴が開いてる場所がありました。
あまり路肩は走らないほうが良さそう(特に下りは反応が遅れるので)。
もし走ってたらと思うとタイヤがパンク、下手したら転倒してたかもしれないです。
下りは速い。新中宮温泉の帰りに少し写真撮ってたので中宮大橋渡っての交差点から道の駅瀬女までは10分ほどで到着。行きは中宮大橋の交差点までで休憩時間含めて23分でした。
正確な時間は確認してなかったけど、新中宮温泉着いたのが15時前、道の駅瀬女通り過ぎてサイクルステーション白山下駅に着いたのが16時30分頃でした。動画から新中宮温泉→サイクルステーション白山下駅までは約30分(写真撮ったりしてる時間も含む)。
道の駅瀬女の駐車場は混んでたのでトイレなど寄らずにサイクルステーション白山下駅が近いのでそのまま行きます。瀬女から出る時、駐車場で一時停止して出発しようとしたらおもいっきし足攣って歩道に退却。
登ってたし足にかなり来てたみたいです。
サドルはギリギリまで高く、つま先がようやく付く状態なので少し下げようかな。坂道で足付く時も若干届かなくて足攣りかけたし。。。
白山下駅に移動して休憩。自転車乗りは時々いますが人が居ないので休憩しやすいのです。ここまで来ると、後はなだらかな下り道なので一安心。
旧加賀一の宮駅から鶴来地区を通って自宅に帰路しました。
道の駅からの帰り途中、道路の温度計は36度になってました。瀬女から中宮・一里野方面への途中の温度計は34度だったので少ししか進んでなくても山の上なので若干涼しいようです。
熊除けも兼ねて熊鈴とスマホのradikoでラジオ流していましたが、この日は小松市で最高気温が38度超えたそうです。濡らしたタオルを頭と首にタオル巻いて(ヘルメットもして)走っていたけどたしかに暑かった。
体調崩して一時はどうなるかと思いましたが、温泉に入ってラムネ飲んだのが幸いしたのか帰りは体調戻っていつも通り走ってました。
自転車で走って汗かいた後に温泉入って帰るのもいいですね(帰りでまた汗かくんですけど)。ただ、夏は暑いので秋にまた来たいですね。その時は一里野リベンジで。