北陸「富山・石川・福井」で利用できるサイクルトレイン

自転車を解体せずにそのままの状態で電車に乗車して移動できるサイクルトレイン、地方に行くと私鉄や第三セクターなどでよく実施しています。

自転車を解体せずに車両に持ち込めるので、輪行袋の入らない自転車や輪行袋を持っていない自転車も利用でき移動時間の短縮にもなります。

サイクルトレインは鉄道会社により利用条件が様々です。時間帯や季節、天候などの条件があったり、乗降車出来る駅が限られていたり、自転車持込料が発生したりと色々です。

利用ルール内であれば事前申告など不要で、そのまま利用できることが多いのですが、中にはJR東日本の「B.B.BASE」のような専用車両で完全予約制のサイクルトレインもあります。

ここでは、北陸「富山・石川・福井」で実施しているサイクルトレインについて紹介します。

悪天候、混雑状況などにより乗車を断られる場合があることをご注意ください。また、新型コロナウイルスの感染状況によりサイクルトレインを行っていない場合もあるので、利用に関しては鉄道会社のサイトなどで確認してください。

情報は「2021/5/9」時点です。

富山県

土日祝日、鉄道全線の全駅で利用可能ですが、車両や混雑状況により断れる場合がございます。乗車は前乗り乗車で、運転士に自転車の積み込みを伝える必要があります。

専用車両による片道のみの運行です。帰りはありません。

事前予約制で利用日1ヵ月前～5日前まで予約が必要です。乗車駅と降車駅が決まっていて利用料金は専用きっぷで1,000円です。

自転車は重量15kg以下のスポーツバイクとミニベロ、子供用自転車のみで、シティーサイクルやファットバイクは利用不可など、利用条件が細かいので詳細はあいの風とやま鉄道のサイトをご確認ください。

2日前までの事前予約が必要です。利用は1組2台までで午前・午後で各1組のみとなっているので、特殊な運用をしています。

平日は通勤通学の時間帯、朝と夕方以降を除いた日中のみ利用可です。路線や上り下りにより利用時間が異なります。また利用駅は、浅野川線「北鉄金沢駅と内灘駅」、石川線「野町駅と鶴来駅」のみで途中駅で乗り降りは出来ません。

勝山駅から三国港駅まで利用できます。福井口駅は高架駅のため、ホームで三国線・勝山線の乗り換えのみ。自転車1台につき200円の持込み料金がかかります（有効期限は当日限り）。

※新型コロナウイルスの影響で運行取り止めの場合あり

利用エリアが「越前武生～福井城址大名町」までなので、えちぜん鉄道に直接乗り換えることが出来ません。また、利用可能な列車の時刻も決まっており、上り下り各３本なので利用時刻に注意してください。

サイクルトレインの営業形態と路線の長さから便利そうな路線は富山県の地鉄と福井県のえちぜん鉄道でしょうか。

自走では行くことが難しい距離もサイクルトレインを活用することで行動が広がります。山間部の終着駅から平地に下っていくのも楽しそうです。

輪行だとさらに行動範囲が広がりますが、サイクルトレインは泥除けやカゴが付いてて輪行が難しい自転車でも遠くに行くことが出来るの良いサービスだと思います。