石川県のサイクルスタンプラリーに参加してみた(2021年) | まちぽた

石川県のサイクルスタンプラリーに参加してみた(2021年)

自転車事情

石川県では毎年サイクルスタンプラリーを開催しているので、2021年の去年初めて参加しました。

のと里浜ルート、白山手取川ルート、加賀四湯いでゆルートをコンプしました。

スマートフォンの専用アプリから各チェックポイントに設置しているQRコードを読み取るだけで気軽参加できます。

ルートマップが公開されているので知らない場所を走る時の参考になりましたが、チェックポイントの場所がアプリと公式サイトのルートマップで相違性がない場所もあったので、その辺をお伝えできればと思います。

サイクルスタンプラリーはスマートフォンの専用アプリをインストールするだけで、申し込み不要で誰でも自由に参加できます。

石川サイクルスタンプラリー公式サイト

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石川県サイクルスタンプラリーとは

サイクリングによる観光振興と地域の活性化を図る目的で始まったサイクルイベント。

そのため、スタンプラリーが設置されているチェックポイントは道の駅や観光施設など立ち寄れるスポットになってます。

石川県サイクルスタンプラリーの設置看板
石川県サイクルスタンプラリーの設置看板

各チェックポイントに設置されている看板のQRコードをスマートフォンの専用アプリで読み取ってスタンプをゲットします。

設置場所は全部のチェックポイントを確認していませんが、のと里浜里海・白山手取川・加賀四湯の3ルートのチェックポイントは全て屋外にありました。

事前申し込み不要で誰でもアプリをインストールするだけでスタンプラリーに参加できます。

iOSの端末持っていないのでApple Storeのリンクが切れてるようで確認は出来ません。アプリは多分2021年用、2022年版のアプリは違うページに変わるかもしれません。

サイクルスタンプラリーの6つのルート

サイクルスタンプラリーのチェックポイントは石川県全土にあり、6つのルートに分かれています。

路面にサイクリングルートの案内が印刷されてる
路面にサイクリングルートの案内が印刷されてる

サイクリングルート案内が路面に描かれてるので初めての道でも迷いにくいです。

サイクリングルートは公式のPDFルートマップを参考にしています。2021年のチェックポイントと異なっている場所もあり、ルートから外れてるチェックポイントもあるので距離や獲得標高は参考程度になります。

チェックポイント数は2021年になります。

のと里浜里浜、白山手取川、加賀四湯の3つのルートのスタンプを取得しました。奥能登、七尾湾、羽咋巌門の3ルートはルートマップを参考にしただけになります。

奥能登ルート

チェックポイント19ヵ所、上級向け、距離163km、獲得標高1411m。

輪島市の門前や珠洲市の狼煙まで広範囲にわたるルート。

輪島の「千枚田」や能登半島の先端「狼煙」の他に内陸にある「道の駅桜峠」もチェックポイントになっているので上級者向け。

七尾湾ルート

チェックポイント13ヵ所、 初級・ファミリー向け、距離70.4km、獲得標高591m。

七尾湾と能登島を走るルート。

JR七尾駅や、和倉温泉駅をスタート地点とすると距離は短いですが、2021年のチェックポイントには「道の駅 織姫の里なかのと」など中能登町の施設にも設置されているので、全チェックポイントを周るとそれなりの距離になります。

羽咋・巌門里山ルート

チェックポイント4ヵ所、 中級向け、距離62.9km、獲得標高310m。

チェックポンとは羽咋市の「妙成寺」や志賀町の「道の駅 ころ柿の里しか」などあります。

スタート地点となってる羽咋駅周辺にはのと里浜ルートのチェックポイントもあるので一緒に取るといいと思います。

のと里浜ルート

チェックポイント17ヵ所、 初級・ファミリー向け、距離34.5km、獲得標高112m。

距離は片道です。往復して内灘町に戻って来るには70kmほどになります。

内灘町から羽咋市の千里浜海岸まで海沿いを走るので獲得標高は少ないです。能登海浜自転車道も整備されてるので、車を気にしないで走れます。

自転車道は天候や時期によっては砂が積もっている場合がります。

ルート周辺には日本で唯一自動車やバイクが走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウエイ」もあり、自転車も走行出来ます。

チェックポイントになっている西田幾多郎哲学館は土地が広くてスタンプ設置場所が分かりにくかった。記念館入口の正面にサイクルラックが設置されていましたが、スタンプは数百m駐車場に移動した場所にありました。

初級向けのルートですが、チェックポイントの1つには宝達山山頂もあるので、コンプリートをするには宝達山も登る必要があり上級向けへと難易度が上がります。

宝達山山頂へのルートとなっている県道75号線は2021年8月の台風の影響で通行止めとなっていたため、登山道入り口がある「こぶしの路」から林道で山頂にの行きました。

白山手取川ルート

チェックポイント11ヵ所、 中級向け、距離108.2km、獲得標高691m。

松任CCZ海浜公園をスタートして手取川沿いを白山麓へと進むルート。

旧加賀一の宮駅から廃線跡を利用したサイクリングロード「手取キャニオンロード」を走るので、道の駅瀬女まで距離はありますが傾斜が緩く走りやすいです。

道の駅瀬女から一里野温泉まで登りはきつくなり標高も上がりますが、2021年版はチェックポイントから一里野温泉が無くなり、「道の駅 瀬女」までとなっているので登らなくて済みました。

鳥越の道の駅「一向一揆の里」から国道360号で小松市に入るルートになっていますが、トンネルと下り坂でチェックポイントも無いので手取キャニオンロードを下って戻るルートが走りやすい。

日本遺産・加賀四湯いでゆルート

チェックポイント8ヵ所、 中級向け、距離80.7km、獲得標高266m。

山代・山中・粟津温泉と加賀温泉郷を巡るルート。

PDFのルートマップだと小松空港や尼御前岬もチェックポイントとして書かれていますが、2021年版はチェックポイントから無くなってるので注意が必要だった。

加賀海岸のサイクリングロードも通るルートになっていますが、序盤スロープ付きの階段で走りやすい道ではないので、片野海岸手前から鴨池観察舎を経由するルートが走りやすいかと思います。

加賀海岸自転車道

スタンプだけが目的なら北前船資料館から加賀温泉駅まで直接行くのもあり。

サイクルスタンプラリー開催期間(2021年版)

サイクルスタンプラリーの期間は毎年少し変わってると思いますが、「G.W頃~11月末」までとなっています。

2021年は「5/8~11/30」まで開催されていました。

期間中にスタンプを取得すればよいので、同じルートを数回に分けて取得することも可能です。

アンケートに答えると抽選で景品が当たる

取得したスタンプの条件が揃うとアンケートに答えて抽選で、石川県の特産品が当たります。

プレゼントが貰える賞は以下になります(2021年版)。

  • パーフェクト賞(3名)
  • オール石川賞(全ての地区で1ヵ所以上スタンプ取得、3名)
  • エリアクリア賞(1つのエリア全てのスタンプ取得、各エリア1名)
  • ポイントランキング賞(開催期間中の累積ポイント、上位5名)
  • 里山里海賞(スタンプ2ヵ所以上、100名)

※応募締め切りは開催期間中(~11/30)必着。

スタンプを1つ取得すると1ポイント貯まります。同じチェックポイントは最大20回まで取得可能です(※1日1回限り)。

条件が揃うとアプリからアンケートに答えて応募が出来ますが、複数の賞の抽選条件を満たしている場合は各賞に自動的に応募されどれか1つ当たります。

なお、アンケートに答えた時点で応募が完了で応募は1度限りです。

応募完了後に取得したスタンプはカウントされるか分からないので、応募はスタンプラリーにもう参加しない11月終わりにするといいでしょう。

去年(2021年)に参加した時は、里山里海賞に当選して2月中旬に景品が届きました。

石川県サイクルスタンプラリーに参加して当選した景品
石川県サイクルスタンプラリーに参加して当選した景品

石川県の特産品「ふやき御汁」です。フリーズドライのようにお湯を入れて食べるお吸い物です。

石川サイクルスタンプラリーは里山里海賞に当選した
里山里海賞に当選した

「里山里海賞 C」とあるので、同じ賞でも他の景品もあるようです。

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サイクルスタンプラリーで不便に感じたこと

アプリとルートマップのチェックポイントが一致しないことが一番困った。チェックポイント設置場所も土地が広いと見つけるのに時間が掛かった。

アプリとルートマップのチェックポイントが一致しない

毎年チェックポイントが微妙に変更になっているからなのか、PDFのルートマップとアプリのチェックポイントが一致しない場所もあります。

PDFを参考にスタンプを集めていたらチェックポイントから無くなってる場所を探すことになるので要注意です。

恐らくですが、チェックポイントが変更されてアプリの情報は新しくなってるのにPDFは更新されずにそのままなのではと思います。

石川県サイクルスタンプラリーのアプリ画面
石川県サイクルスタンプラリーのアプリ

チェックポイントとルートは専用アプリからGoogleマップを開くと更新されたチェックポイントが表示されるので、そのGoogleマップをお気に入りに登録しておくと良いでしょう。

チェックポイントの看板設置場所が不明確

スタンプの看板はサイクルラックの近くに設置されてることが多く分かりやすいのですが、サイクルラックから離れてる場所もあり、土地が広い施設だと少し探す必要があります。

のと里浜ルートの西田幾多郎哲学館や加賀四湯いでゆルートの北前船資料館も看板の設置場所が分かりにくかった。

西田幾多郎哲学館はサイクルラックからスタンプまでの距離が離れてる
西田幾多郎哲学館はサイクルラックからスタンプまでの距離が離れてる

西田幾多郎哲学館は、サイクルラックが設置されている記念館の入口からスタンプの場所が離れてました。

北前船資料館は土地が広くはないですが、スタンプの看板が簡易的なもので歩道に面していたので分かりにくかった。

アプリやルートマップからスタンプ設置場所の詳細は分からないので、スタンプを取得する目的でサイクリングをするときは時間に余裕をもたせた計画を立てると良いです。

ルートから外れるチェックポイントがある

のと里浜ルートの宝達山山頂や加賀四湯いでゆルートの自動車博物館など、ルートから外れてるチェックポイントもあるので、事前にルートを調べてから行くのがおススメです。

サイクルスタンプラリーは路面の描かれてる案内に沿って走ると迷いにくいですが、ルートから外れたチェックポイントは自分でルートを決める必要があります。

それでもルートを考えて、最短距離で行くか、交通量がありそうな道を避けるかなど自分で考えて走るのは楽しいと思う。結果、上手くいかなかったとしても他のルートを模索して次はそっちのルート走ってみようって楽しみが出来ますし。

海沿いのサイクリングロードは砂に注意

加賀海浜自転車道の一部(2019年11月)
加賀海浜自転車道の一部(2019年11月)

サイクリングロードが通っていると自転車道を使うルートが多く、車を気にしないで走れるので気持ち楽になるのですが、海沿いの自転車道は砂が溜まってることもあり走行には注意が必要です。

また、小松加賀健民自転車道など波が近くまで来てるような場所では、波が荒い時はサイクリングロードまで波は入ることもあるので、事前にルート調べて迂回など考えておくと良いです。

サイクルスタンプラリーは走るルートの参考になる

今回初めて参加しましたが、スタンプラリーはゲーム性があり行動範囲が広がりました。

サイクリングルートとなっている道は走りやすかった印象。自転車で走ったことが無い道だと走りやすいかどうかなんて分からないので、こういったルート参考にするのも良いかもしれない。

走り難そうだと思っていた道が走りやすかったりして、新しい道の開拓に繋がって楽しめました。

ただ、ルートマップ上のチェックポイントの案内が不適切だったり、スタンプの看板を置いてある場所が分かり難かったりと気になるところはあります。

スタンプラリーを目的にサイクリングをするなら下調べして時間に余裕をもって計画を立てた方が良さそうです。

ルートマップにはスタンプ以外にもビューポイントも書かれてるので、寄り道して立ち寄るのも面白いと思います。

石川サイクルスタンプラリー公式サイト

いしかわ里山里海サイクリングルート

専用アプリ

iOSの端末持っていないのでApple Storeのリンクが切れてるようで確認は出来ません。アプリは多分2021年用、2022年版のアプリは違うページに変わるかもしれません。

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