2端子のハブダイナモに1線のハブダイナモライト取り付けた | まちぽた

2端子のハブダイナモに1線のハブダイナモライト取り付けた

自転車いじり

イオンバイクの在庫セールでハブダイナモライトが500円で売っていたので、折り畳み自転車のライトを交換しました。

ただ、折り畳み自転車のハブダイナモはJ2の2端子です。交換するハブダイナモライトはキャットアイの「HL-HUB100」でJ1の1線です。

J1はフレームからアース(マイナス)を取っています。

規格が違うので、フレームがアースになっているか確認してから購入しました。

折り畳み自転車は、2011年に購入したキャプテンスタッグで、車体はGIANT CS3000のクロスバイクより重いのでフレームの材質は恐らく鉄だと思います。

素人作業や素人見解です。管理人が後で見直すためにメモとして書いてるので、How-Toやノウハウ的な内容ではありません。
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ハブダイナモ端子の規格

ハブダイナモの端子には海外の規格も含めると多数の種類がありますが、日本の自転車に多く使われている規格は「J1」と「J2」です。

ハブダイナモの端子が2つ付いているのがJ2、端子が1つなのはJ1です。

J2端子のハブダイナモ

J2は2線で、ハブダイナモ側の端子はプラス(細い)とマイナス(太い)があります。

J1は1線なのでプラスの端子しかありません。

マイナス(アース)が無いとライトは点かないのですが、J1は自転車のフレームがアースになっているのでライトをフレームに固定するとアースが繋がって点灯する仕組みです。

なので、J2規格のハブダイナモでもフレームにアースが繋がっていればJ1規格のライトが使用できるはずです。

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テスターでフレームがアースになっているか確認する

J1のライトを購入する前にフレームにアースが来ているか確認します。

方法はテスターで通電チェックです。デジタルテスターだと音で通電を知らせてくれるので便利です。

デジタルテスター

ハブダイナモのアース端子とライトを固定してるボルトが通電しているか、テスターの棒を当て確認します。

アース端子(太い方)にテスターを当てる
ライトを固定しているボルトで通電確認

音が鳴ったのでフレームとハブダイナモのアース端子が繋がっているのが確認できました。

最初は、ライトの線を繋いだ状態でチェックしてました。通電はしましたが、ライトから固定ボルトにアースが繋がっているかもしれないので、ライトのケーブルを端子から外し、再確認してフレームにもアースが来てることが分かりました。

ちなみに、フレームの塗装の部分は通電しませんでした。

J1のハブダイナモを取り付け

イオンバイクの在庫処分で500円で購入したハブダイナモ。在庫処分の商品はお店毎に異なりますが、同じハブダイナモライトでも金額も違ってました。

ハブダイナモライトに延長ステーも付いてきましたが、フレームのライト台座にそのまま取り付けます。

ライトの裏面には金属になっている部分があり、ここからアースを取ります。ギザワッシャーを台座とライトに挟んで固定します。

このままハブダイナモライトをフレームのライト台座に固定してもライトは点灯しませんでした。原因はライト本体のプラスチックが邪魔してライトの金属部分がギザワッシャーに接触してなかったのですが、対策は後述の「トラブル発生…」に書いてます。

ケーブルをハブダイナモのプラス端子に接続します。プラス端子のサイズはJ1・J2で共通のようです。

取付完了

タイヤを浮かして回して点灯確認。

ライト点灯確認

点灯しました。

J2の端子でもJ1のライトが使えました。

ライトがハの字に外側に傾いてて斜め右を照らしてるので、延長ステーを追加して角度を修正しましょうか。

トラブル発生。点かない原因はアースが上手く取れてない

これは製品特有のトラブルで、J1・J2の規格とは無関係かと思います。

ライトが進行方向の斜め右を照らして外側に傾いているので、延長ステーを少し曲げて正面を照らす用に修正します。

進行方向の外側に傾いてるライト

延長ステーにライト取り付けて点灯確認。点きません。

延長ステー無しに戻して取り付ける。でも点きません。(さっきまで点いたのでケーブルが断線したと判断)

前のJ2ライトで点灯確認。点いた。

どうやら、ハブダイナモは問題ないもよう。

続いてアースが繋がっているか通電チェックしました。これも延長ステーまでアースが来ています。

ライト外した時に断線したのかと思い、ライトを分解。ケーブルは基板まで通電してます。

5VのACアダプタでライトが壊れてないか確認します。

ACアダプタ使ってライトの点灯確認

点きました。

ライトを組み直して観察。

ライトの金属の部分がプラスチックの面より凹んで入っています。ひょっとしたら、ギザワッシャーがこの金属の部分に接触してないのかもしれない。

なので、工具箱を探して外径の小さいワッシャーをライトとギザワッシャーの間に挟みます。

これで、金属と金属が当たるので通電するはず。

まずは、延長ステー未使用でライトを自転車に取り付け。

点灯確認。点いた。

続いて、延長ステーを付けて確認。問題なく点灯した。

近所を軽く走ってライト点灯の最終確認

このトラブルは製品固有の問題かと思います。ライト本体にアースが繋がっていないので、J1のハブダイナモでも点灯しないのかと思います。

最初、点灯したのはギザワッシャーとの接触が偶然上手くいったからかもしれない。

J2端子のハブダイナモでもフレームがアースになっていればJ1ハブダイナモライトが使える

J2端子のハブダイナモでも、フレームにアースが来ていればJ1のハブダイナモが使えると思います。

J1端子はフレームからアースを取るので、ライト固定ボルトやワッシャーなどが通電しています。

そのため、フレームにアースが来てなくても電子工作が出来るなら、ハブダイナモのアース端子から線を繋いで、U字やY字、O字の圧着端子をライトの固定ボルトに挟むと使えるような気がします。

写真はパソコンの電源コードのアース線ですが、こんなケーブル工作して。

J1ハブダイナモ→J2ライト使用について(憶測)

J1ハブダイナモでJ2ライトを使用したい場合、これは憶測ではありますが、ハブダイナモ付きの完成車の場合フレームがアースになっていると思うので、ライトのアース側のケーブルの先端をY字やU字などの圧着端子に変更して、ライトを固定してるネジのワッシャーに挟んで入れると使えそうな気がします。

事前に、ハブ軸とフレーム(ライト固定台座など)間で通電チェックしたほうが良いと思いますが。

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