ハブダイナモ端子「J1・J2」に合う平型端子の規格について調べた | まちぽた日記

ハブダイナモ端子「J1・J2」に合う平型端子の規格について調べた

自転車いじり

ハブダイナモライトを乾電池で動作テストさせる工作をしたいので、ハブダイナモの端子について調べました。

ハブダイナモの端子は「J1、J2、E2」などの規格があります。

日本国内の一般的なシティサイクルは「J1、J2」です。

J1はプラス端子のみの平型端子。J2はプラスとマイナス(アース)端子の平型端子です。

端子は、ハブダイナモ側がオスでライト側がメスです。

平型端子は主に自動車の電装系に使われています。カー用品店やホームセンターで入手できます。

平型端子にはサイズにより規格がありますが、自転車のハブダイナモに使われている平型端子も車と同じ規格のが使用できます。

素人作業や素人見解です。管理人が後で見直すためにメモとして書いてるので、How-Toやノウハウ的な内容ではありません。
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ハブダイナモ端子のJ1とJ2

ハブダイナモの端子は平型端子になっています。端子が1つなのはJ1、2つあるのがJ2です。

J1規格のイメージ

J1の端子はプラスのみの1線です。マイナス(アース)はフレームから取ります。そのため、J1端子のライトは自転車のライト取り付け台座からアースを取るようになっています。

J2規格のイメージ

J2の端子はプラスとアースの2線になっています。フレームがアースになっていない車体でもハブダイナモを取り付けることが出来ます。

また、J2端子のハブダイナモでもフレームがアースになってる車体もあります。

プラス端子はJ1、J2共に同じです。J2のアースはプラス端子より少し大きいです。

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平型端子の規格と寸法

平型端子のオス

ホームセンターのカー用品コーナーの電装系を見ていると平型端子にも複数の規格があります。

「110型」「187型」「250型」などです。

規格の数字は、オス幅のインチを表しています。

寸法(mm)は電子部品販売のマルツで、平型端子の商品ページのデータシートから確認できます。

#110ファストン端子 オス(10個入) LIM-41T-110B*10 日本圧着端子製造製|電子部品・半導体通販のマルツ
【LIM-41T-110B*10】 #110ファストン端子 オス(10個入) 160.00円 在庫数:0袋 納期:お問合せ下さい 日本圧着端子製造製|16:00までのご注文を翌日お届け、3,000円以上購入で送料無料。#110平型ファストン...

このデータシートを元に平型端子の規格と幅です。

規格オスメスインチ表示インチ・mm換算
110型2.8mm3.7mm0.110in2.794mm
187型4.75mm5.6mm0.187in4.750mm
205型5.2mm6.4mm0.205in5.210mm
250型6.35mm7.6mm0.250in6.350mm
データシートによる平型端子の幅

表の「インチ表示」は平型端子の規格番号のインチを表しています。規格の番号はデータシートの寸法から、オス側の幅をインチで表しているのが分かります。

同じ規格でも抜け防止のツメの有無などの異なる形状により、若干サイズが変わるようです。

ハブダイナモの平型端子はプラスが110型、アースが187型

ハブダイナモ端子の幅を計測して、平型端子のデーターシートから合う規格を探します。

ハブダイナモのアース端子(オス)をノギスで計測
ライトのアース端子(メス側)も計測

計測はノギスを使用していますが、測定には誤差があります。

端子はハブダイナモ側が「オス」、ライト側が「メス」です。

プラス(オス)プラス(メス)アース(オス)アース(メス)
3mm3.8mm4.9mm5.65mm
ハブダイナモ端子の幅(実寸)

測定したサイズと平型端子のデータシートから

  • プラス:110型
  • アース:187型

になります。

110型・187型の平型端子とライトの端子を接続

工作した平型端子オスとハブダイナモライトの端子メスを接続できました。

プラスは110型。アースは187型です。

J2→J1のハブダイナモライト交換はアース接続が重要

J1・J2規格のプラス端子は共通しています。

なので、J2端子のハブダイナモでJ1端子のライトを使用する場合は、アースをどうやって接続するかが問題になってきます。

J2規格のハブダイナモの自転車でフレームニアースが繋がっていれば、J1規格のライトがそのまま使用できます。

フレームにアースが繋がっているかの確認はテスターの導通チェック機能を使うと簡単です。デジタルテスターはブザー音で導通を知らせるので便利です。

デジタルテスター

ハブダイナモのアース端子とライトを固定しているボルトで、テスターを使って導通チェックをすると、フレームにアースが来ているか確認が出来ます。

フレームにアースが繋がっていても塗装面は導通しない場合があります。

うちの折り畳み自転車(軽快車)の場合は、J2端子のハブダイナモでもフレームにアースが繋がっているので、J1端子のライトを取り付けるだけで点灯します。

しかし、ハブダイナモや自転車の種類によってはフレームにアースが繋がっていないこともあると思います。

その場合は、ハブダイナモ側のアース端子からケーブルでライトを固定するボルトにY端子やU端子を挟むとアースが取れると思います。

乾電池ハブダイナモを点灯

乾電池でハブダイナモを点灯させる回路を工作して、ハブダイナモを点灯させています。

配線は、乾電池のプラスをライトのプラス端子に、乾電池のマイナスをライト固定してるボルトに、接続させています。

ライトの固定ボルトにクワガタ端子を取り付けています

クワガタ端子(直径6mm)

点灯テスト用なのでケーブルの太さと圧着は適当です。

クワガタ端子をライト固定のボルトに挟む

アースのクワガタ端子はライトを固定してるボルトに挟んでいます。

クワガタ端子の直径はキャットアイのHL-HUB100の固定ボルトと同じ直径6mmです。端子の径が6mmでも実際は若干大きめに作られています。

異なる規格のハブダイナモの組み合わせは実際にやってみないと分からないですが、プラス端がJ1・J2で共通なので、工作した回路と同じようにアースをどうやって取るかが重要になってくると思います。

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