フロントフォークのキャリパーブレーキのや泥除けの穴を利用してライトを取り付けます。
クロスバイクでハンドルにミノウラのアクセサリーマウントを取り付けてLEDライトを装着しているのですが、ハンドルは中心から湾曲していてその影響でLEDライトが真っすぐ前方を照らしてくれません。
偶然見たバイクのステムホルダーをヒントに、ミノウラのアクセサリーホルダとホームセンターで購入できる金属ステーを利用して作ります。
フロントフォークの泥除け穴のサイズについて
クロスバイク「GIANT CROSS3000」のフロントフォークの泥除けを取り付ける穴はM6でボルトが貫通して後ろからナットで固定しています。
ただ、リア側の穴はM5で鬼目ナットか何かが埋め込まれてて貫通せずにボルトを締め付け出来るようになっています。
フロントはM6ボルトが入りますが、クロスバイク購入時にフロントキャリアとカゴを取り付けてもらったので、その時にM6が通るようにしてもらったかもしれません。なので、ひょっとしたらM5のボルトが入るかもしれません。
金属のL型ステーにアクセサリーホルダーを取り付ける
ホームセンターでL型の金属ステーを購入。
長さは適当で、ある程度強度ありそうな物。穴のサイズはフロントフォークと同じM6にしました。金具売り場で買いましたが、棚の転倒防止用の金具も代用できるかもしれません。
ミノウラのアクセサリーホルダーは「ダウングリップ LH-100」です。
LH-100のバーを固定してるボルト径が不明ですが、ハンドルに取り付けるタイプ「SGL-300S」のバーを固定してるナットはM5なので、M5の座金も買いました。金属ステーがM6ですが、座金を挟むので大丈夫でしょう。
アクセサリホルダーのバーの中に板ナットが入っていて、マウント部分にボルトで固定されています。
アクセサリホルダーを分解します。
バーの中に入っている板ナットは角がバリで尖っていてケガ注意です。
LH-100の板ナットとボルトはM6でした。購入した座金は不要になりました。
金属ステーにアクセサリーホルダーのバーを取り付けます。
板ナットやボルトが錆びていたので潤滑剤(ラスペネ)吹き付けました。
ボルトはバーの径より長過ぎたので、適当に探して短いボルトを付けました。
ライトを付けるとこんな感じになります。
バーは左右にずらせるので、実際に自転車に取り付ける時に調整します。
フロントフォークに取り付ける
フロントフォークには泥除けが付いてるので、固定してるボルトを外して、アクセサリーホルダーのバーを取り付けた金属ステーを一緒に取り付けます。
Vブレーキを開放できるように、ワイヤーの下に金属ステーを通して固定します。
ボルトを締める際に、ネジの回転方向に金属ステーが傾かないように押さえながら締めました。
バーの長さが短いので2灯は無理があった。
GVOLT70は下向きに取り付けるため、どうしても泥除けに当たります。
バーを左寄りにズラして調整。
LEDライト1灯のみですが、タイヤから余裕があります。
LEDライトを逆さに装着するとスイッチとVブレーキのアームが近かったので、バーの上に固定しました。
LEDライトを逆さに取り付けも可能ですが、Vブレーキのアームがライトに当たりそうなので、写真のライトホルダーの場合はライトを前方にズラすと問題ありません。
ライトを取り付けて走行。重量のあるライトは振動でブレる
GVOLT70の補助ライトとして使用してるLEDライト、OHM「LHA-KS321ZI」。ハンドルからフロントフォークにマウント位置を変えたのでライトの照らす方向を見てみます。
以前は、ハンドルに取り付けてるT型のアクセサリーホルダーに装着していましたが、ハンドルの中心が湾曲していることもあり、斜め外側を照らしてます。
今回のマウント位置だと正面を照らして前より見やすくなりました。位置が低いので少しタイヤの影が写ります。
OHM 「LHA-KS321ZI」とキャットアイ「HL-EL520」の配光テスト
キャットアイのHL-EL520も試しに装着したので、簡単に配光テスト。
ライトのズーム機能で少しズーム気味にしています。
HL-EL520は今では暗いライトですが、中心がスポットですが周りもやんわりと照らしています。
OHMのLEDライトやGVOLT70、AX-002MGは照らしている範囲外になると直ぐに暗くなるのですが、それと比べてHL-EL520は周辺も照らして意外と配光が良さげな感じがします。
フロントフォークマウントのブレを確認(動画)
OHMの「LHA-KS321ZI」とキャットアイの「HL-EL520」を装着したときのブレを確認します。
HL-EL520は単三電池4本と重量があるのでブレが気になるところです。
動画はGVOLT70との2灯体制になります。
やはり、キャットアイのHL-EL520の方がブレてます。スポットの中心が酷く揺れてます。
これだけブレていると、アクションカムを付けるとかなりブレが気になります。
使用したL型ステーはそこそこ強度がありそうですが、力を入れると撓みそうなので、ステーの先端にライトを取り付けてるので路面の振動が伝わりやすいのだと思います。
金属ステーを補強のある物や厚みのある物、またはステーを2枚重ねる事で対策出来るかもしれません。
追記。補強用のプレート重ねて2枚ににした
走行中の振動でL型プレートのの根元が揺れてるので、いずれ金属疲労で折れそうな気がしたのでプレート2枚重ねにして強度を出しまします。
使用するプレートはステンレス製。プレート同士のネジ穴が合うように楕円の穴にしました。
重なった所をボルトで固定。また、先端のネジ穴が合わなかったので、1つ手前にズラしました。
2枚重ねにしたことによりM6x45mmボルトの長さが足りなかったので、M6x50mm長いボルトにに交換します。
フォークに取り付け完了。プレート先端の穴が微妙にズレていたので1つ手前になりましたが、ライトを取り付けて走行してもプレート1枚の時より揺れが少なくなました。強度も増えたと思うので改善したと思います。
フォーク取り付け側のプレートの長さが長すぎるとヘッドチューブに干渉するので注意。
L型プレートの長さに注意
車種にも寄りますが、GIANT CS3000の場合、フォークのダボ穴付近よりフレームのヘッドチューブの方が径が太くなっています。そのため、フォーク取り付け側のプレートが長いとヘッドチューブに干渉して取り付け出来ません。
フォークに取り付ける部分の長さが長過ぎました。これでは、ヘッドチューブに当たり取り付けが出来ません。
適当に買って使えなかった失敗例です。